. 蝦夷松山 <標高点667m>  OOTENGUYAMA→世を挙って之を誉むれども、勧むることを加えず。世を挙って之を非れども、沮むことを加えず。→世間中がこぞってって自分をほめたからといって、それで大いにはげみ勇んで仕事をすることもない。反対に、世をあげて自分をけなしても、そのために、意気がくじけるかといえば、そういうこともない。つまり、かれは、世の毀誉褒貶について心を動かさなかった。
.ミニミニ正月山行

行 程】2009.01.03(土)ゴルフ場ゲート前駐車(245m/9:15)→ゴルフ場の台地を経由して山頂へ→蝦夷松山山頂着(11:40-12:20)

三角点】なし

コースの地形】函館市街から蝦夷松山への地形をライン上に並べて概観(縦断面)すると。五稜郭城趾のある標高5m〜15m程度の海浜跡沖積堆積低湿地→〜産業道路に接してある段丘崖は比高5m前後(中新世の泥岩が露出)→5m前後の小さな崖の上に大きく展開している標高20m〜50mの段丘上の住宅地→〜東山墓園に接する標高80m付近に比高20m程度の段丘崖(中新世の泥岩が露出)がある→〜崖を登ると標高80m〜150mあたりの段丘面に広がる黒色土壌の畑作地→〜ゴルフ場のある溶岩台地の縁(崖・標高200m)に松倉集塊岩が現われて→〜標高400m〜500m付近の溶岩台地(ゴルフ場)→〜そして急峻な雁皮山溶岩がつくる蝦夷松山へ高度を上げていく。


ルート(赤線)4.2km/標高差400m/夏道は南西に延びる黒破線

陣川コースは森の中の自然を楽しみながら

台地コースは市街・海峡・近郊の山々の展望が楽しみながら


写真 ゴルフ場から函館港(有川埠頭)越に当別丸山/

背景は七ツ岳・大千軒<330m/9:31>


写真 旧KGスキー・スケート場跡地(背景は臨空団地〜香雪園市民ゴルフ場)
錆付いたスキーリフト小屋跡が残る(1970年代頃)<390m/9:53>

写真 旧放牧地の溶岩台地(雁皮山溶岩)末端から「蝦夷松山と奥に雁皮山」
<430m/10:04>

写真 同上:頂から「ダケカンバ林」、黒く見える「トドマツ植林」、台地上の「ダケカンバ植林」
<450m/10:08>

写真 蝦夷松山頂から見る「三森山」/三森山は蝦夷松山をつくる雁皮山溶岩とほぼ同時期の三森山溶岩
(西方にある庄司山は雁皮山溶岩に色塗られていた)
<667m/11:39>

写真 市街と「函館山」:立ち上る白煙は、北海道新聞函館支社前交差点の五稜郭本町
/飲食店一軒が全焼した
(高層マンションが黒煙に覆われて、遠目にはかなり延焼したと思われた。)<11:43>

写真 同上(このような機会は滅多にないこと/望遠でもう一枚)

写真 爽孫が登ろうとしてハッとした/彼のマッターホルン
<12:13>

写真 北側に雁皮山△点の743.3m/東稜の気になる岩尾根が見える
岩稜を渡って40分で雁皮山、雁山溶岩ブロックの主体
/岩尾根植生や植物分布地理上の興味深い尾根歩きだ<12:13>

写真 正月の光に出会って、山頂プレートも快いようす
(ドライフラワーのかんざしはノリウツギ)
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