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亀川の左岸にある温泉宿で、林道沿いにある枕木山荘(Co50).新幹線のトンネル入口から500mほど上流にある.スギ林やドイツトーヒの林に囲まれている. |
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鴉沢に沿う亀川支線林道の終点(Co270).
小さな「登山口」の標示板が白柱に括りつけられている.左側の小沢の小石を踏んで登山歩道が通るトドマツ林へ. |
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林道終点から沢向の南西方向の斜面.
広葉樹林の中にヒメコマツ(自生)が見えた.
ヒメコマツの立地だが、ヤセ尾根か岩角地のもよう.旧日高系古生層の領域である.林道に沿う崖に粘板岩等の露頭が見える.崖には「イワナシ」など岩壁植物を楽しめる. |
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登山口から小沢を挟んでトドマツ植林が見える.
背の高い広葉樹は、樹冠の内側が落葉を終えて、向こう側の空が透けて見えた.樹冠の端っこだけに緑の葉っぱが残る「ウダイカンバ」. |
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渡る小沢のオオバセンキュウ.
セリ科 シシウド属 学名Angelica genuflexa オオバセンキュウの小葉の縁は規則的な鋸歯縁. |
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イワナシが林床を覆う.アクシバ、オオバスノキなど乾性立地の植物を伴う.
トドマツ植林の中の尾根を行く登山路.森林の管理歩道を利用した登山路.乾燥傾向の土壌で、堆積腐植が厚い.
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若く美しいブナの林を行く歩道.
林床に厚く堆積する腐植層.
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トドマツ植林内だが、ブナなどの二次林が混生しているため、落葉広葉樹の落葉層が厚く覆う.
脚にやさしい登路だ. |
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トドマツ植林の林内.
適潤性森林褐色土の緩傾斜にはオオバクロモジの密度が高い. |
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エゾユズリハ.地這性常緑広葉樹のメンバー4種(ツルシキミ、ヒメモチ、ヒメアオキ、エゾユズリハ)がたくさん生立していた.
トドマツ植林やブナ二次林の密度が高いため、林床が暗くササは細く低い. |
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ユキザサの果実
【学名】 Smilacina japonica.和名の由来は、花の姿が雪がついているように見えて、葉の形が笹に似ているからか.
実は写真のように赤く熟す.若葉は「アズキナ」と呼ばれて人気がある.
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トドマツ植林を出ると、明るい送電線の鉄塔に出る.
ここから右へ送電線下歩道を利用して主稜線Co500に至る. |
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ナニワズ:
学名Daphne kamtschatica var. jezoensis
別名オニシバリ ナツボウズ.葉裏は白っぽい.雌雄異株で先が4つに分かれて反り返った花を多数付け香りが良い.秋に蕾を付けて雪解け直後、残雪に花を覗くことがある.
ジンチョウゲ科で似ているカラスシキミは常緑で花は白、葉は細長い. |
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主稜線上のブナの黄葉の様子. |
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終点近くの前ピークにNTTの電波反射板が見えてくる.
右斜面は民有林のササ生い地である.尾根の左側は国有林野.
この大規模な皆伐面積は、植林も行われず放置さあれたヶ所で未立木地状だ.
函館平野からも遠望できる. |
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オオタカネバラR. acicularis Lindl.:歩道沿いに見た.
亜高山帯に自生する.海岸近くでも見られる。紫紅色の花は美しい.枝先に1つつき、果実は面白い紡錘形だ. |
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境界標石:御料局の「宮」の刻みがある.
後の塩ビは地籍調査の標石. |
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前ピークの御料局の標石2
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同 御料局の標石3
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同 御料局の標石4
字名が刻まれている. |
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桂岳方向の笹藪尾根
かすかに、人がササを漕いだ痕が認められた. |
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山頂付近のブナの黄葉の進み具合. |
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御料局の標石と、国土調査法(昭和26年法律第180号)第2条第1項第3号の地籍調査によつて設置した標石.
ここを下ると湯ノ沢登山口.歩道が刈られていた. |
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同付近の塩ビ製標石に「国調多角」と標石の頭に明示されていた. |
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送電線沿いのダケカンバ二次林. |
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混み合ったトドマツ林の中を下る.
絡むツルはツルアジサイ. |