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2010年03月30日(火)K.U.T


↓ 三角点 ・点名 八雲山 ・種別等級 三等三角点 ・地形図 室蘭−遊楽部岳-上八雲 ・標高855.71 m ・所在地 二海郡八雲町字ペンケルベンベ

 ペンケ岳: ペンケは川上の(上の)パンケは川下の(下の))を意味するアイヌ語。山名もその由来に基づくものでしょう!ペンケ岳から北流するキムンウシ川(キムン=山)、南流するペンケルペシュペ。「ペンケルペシュペは上ノ路、北路ニ順テ下レバ爾志郡「ケネオチ」(見市)川ノ水源ニ出ヅト云フ。」(北海道蝦夷語地名解)と解説。アイヌ語で道を「ルー」、越える道を「ルペシュペ」と言い、夏に越える道を「サクルペシュペ」、冬に越える道を「マタルペシュペ」または「マタルー」と言う。また、上下を隔てる上の道を「ペンケルペシュペ」あるいは「ペナワルペシュペ」、下の道を「パンケルペシュペ」あるいは「パナルペシュペ」と言う。「ルーチン」は峠、「クンルー」は危険な道である。これらの他にも「ルー」という言葉が入る地名は少なくない(北海道蝦夷語地名解)


↓ 北里大学獣医学部付属FSC八雲牧場牧舎に駐車:キムンウシ川(八熊川)を、ゴミ用大袋を履いてプラブーツを着脱せずに渡渉する。


↓ 古風なサイロに向かってキテンの足痕が続く。


↓ 牧場隣接の広葉樹植林地:コバノヤマハンノキが見渡す限りの斜面に植林されていた。肥料木としてすぐれた樹種、バイオマスとしても素早い生長で優れているが、原材料としてかなり限定されている。おそらくパルプ材ぐらいであろうか。


↓ 牧舎を後にしてキムンウシ川を渡り牧場を過ぎると、広大な緩斜面を覆うトドマツ植林が、Co500mの山すそまで続いていた。よく管理された美林だった。


↓ 標高600m付近のブナ林:施業限界(森境)標高を越えた領域の森林が幅広い尾根に生立していた。 


↓ Co650m鞍部を行く:左がペンケペタヌ川、右斜面はキムンウシ川。



↓ ペンケ岳の頂からペンケルペシュベへ落ちる急斜面。左奥にみえるのが岩子岳の雪崩れ斜面。 


↓ さらに右側に鉛川越しに雄鉾岳。


↓ 遊楽部川キソンペタヌ川越に太櫓岳。


↓ そして遊楽部岳;右側に点名・臼別頭がかすかに見える。


↓ 白水岳、冷水岳が見市川越えに!


↓ 2.2km先の岩子岳


↓ 10km先の見市川二股の毛無山720.3m


↓ ペンケ岳山頂のブナ


↓ 山頂から鳥瞰する北里大学牧舎



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